長崎県の波佐見で製造した磁器製の結晶形態多面体オブジェです。サイズは2.5~4.5cm程度。小ぶりのペーパーウェイトにもなります。
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This is the ceramic objet formed from crystal morpology of qartz and pyrite. The size is 2.5 - 4.5 cm.
【結晶形態図について】
α水晶、β水晶、黄鉄鉱十二面体の結晶形態の理想形をかたどりました。
【波佐見焼について】
波佐見焼は長崎県東彼杵郡波佐見町で製造される、歴史ある陶磁器です。美しい白磁を活かした生活用品を数多く生産しています。そのつるりと滑らかな手触りが結晶形態の多面体を形作るにふさわしく、正確な多面体の造形を試行錯誤した末にこの製品が誕生しました。
【黒について】
真っ黒な釉薬をかけています。マット釉ではないので、エッジの薄く釉薬がかかった部分が輪郭線のように白く浮かび上がりました。黒光りのする重みのある雰囲気のオブジェです。
【底と刻印について】
形と製造の関係上、多面体の底には釉薬がかかっていません。【灰】と【黒】では地の白が目立ちます。そこにルーチカの「R」の刻印を捺しています。
【箱について】
シンプルな黒い箱で、透明の蓋で標本箱のようになっています。仕切り板の下に解説文が隠れています。